オーストラリア、ニューイングランド大学教育学部にて、教育政策のグローバル化と教育知のグローバル政治を中心に研究されている高山敬太先生をお迎えし、タイトル日本語訳『「グローバル」を局地化する: 日本から・日本の教育について発信することの可能性と課題』をご講演いただきます。参加費無料、学部生、院生、教職員など、どなたでもご参加いただけます。講演は英語で行われますが、分からない点等については日本語でもご質問いただけます。多数の皆様のご参加をお待ち申し上げます。

 

 

 

日時

平成29年10月11日(水) 15:00 ~ 18:00

場所 総合研究2号館 第7演習室
参加費 無料

申込

申込方法

必要

※事前に資料をお渡しいたしますので,下記問合せ先までご連絡ください。
 事前資料はセミナー開始までにご一読いただき,当日ご持参ください。

講師

高山敬太
(ニューイングランド大学准教授)

主催

教育学研究科 グローバル教育展開オフィス

問合せ先

グローバル教育展開オフィス 事務補佐:門田

E-mail : monda.naomi.5r[at]kyoto-u.ac.jp
 ※[at]は@に変更してください。

Short Abstract

This lecture is about global politics of academic knowledge production and how those who research about Japanese education can shift the global debate. I will achieve this goal by drawing upon my own experience of international scholarship over the past decade. I begin by identifying the global structure of knowledge production in social science and education. I show how it operates to create the global division of intellectual labour; the West produces theory and Japan serves as an empirical other. Then, I discuss how I have attempted to expose and disrupt the unspoken terms of participation in the global debate that the structure prescribes. Lastly, I draw attention to recent education scholarship, including my own research, which deploys ‘Japan’ as a source of critical epistemic and ontological insights to provincialize the global debate in education.

 

過去10年間日本の教育を研究することを通じて、いわゆる「グローバル」な教育研究の議論に参加してきました。この個人史的経験を振り返りつつ、日本の教育研究者がグローバルな教育知の生産に参加する際の「作法」について論じます。議論の前提として、社会科学や教育における学術知の生産をめぐるグローバルな政治の現実を解説します。理論とデータをめぐる知的分業が存在し、いわば借り物の理論を日本特有の現実に「適用」するという実証研究がすくなからず行われてきました。こうした知の生産をめぐるグローバルな政治に私自身がどう対峙し、どのような「作法」を身につけてきたのかについてお話します。最後に、「グローバル」の前提を脱自然化するための道具として「日本」を駆使する最近の研究に焦点を当て、こうした局地化の試みの可能性と限界について論じます。